令和人文主義論争についてはチラ見しかしてなかったのだが、これは面白かった。
realsound.jp/book/2026/01...
来年の3月で、23年間も続けた毎日新聞の書評委員を辞めることにした。ひとつの区切りをつけたことでもあり、ここで極私的な書評の心得をまとめておく。ただし、これはあくまでも個人的な心得であり、わたしはこうしてました、というだけで、必ずしも一般的に通用するものではないことをお断りしておく。↓
「このような出会いかた、交わりかたがいまの世の中には少なくなってきている。特定の誰かとの交わりのなかで変化し、成長し、大人になり、一人前の何者かになる。そういうことから人の生きかたがどんどん離れているのが、いまの世の中で起きていることだ。多くの人が企業に就職する。どのような部署に配属されるかはわからない。とりあえずいろいろな部署に回されて、そこでいろいろな人と関わる。しかしその関わりは会社の都合で中断される。特定の誰かと一人前になるまで交わり通す、というありかたはもうそこにはない。」
magazine.msz.co.jp/series/fujiy...
公開から二日たって、当初の酷評一辺倒の中に、宗教映画ぽい脳汁出る感があるという感想が散見されるようになり、同好の士がいたかと安心する。
『果てしなきスカーレット』、途中でこれは『丹波哲郎の大霊界』みたいなスピリチュアル系カルト映画として見るべきじゃないかと思ったらぐんぐん面白く感じるようになった。スピ映画としてめちゃくちゃクオリティが高い。
「特にロマンス小説やスリラー小説、犯罪小説などのジャンルフィクションは脅威が大きいと見なされており、ロマンス小説では66%、スリラー小説では61%、犯罪小説では60%の回答者が「AIによる置き換えリスクが極めて高い」と感じていました。」
nazology.kusuguru.co.jp/archives/188...
BFC7に東山ポイ「冷蔵庫」と言う作品で参戦していました。決勝に行けなくて悔しーい🤬
note.com/p_and_w_book...
料理中や寝る前によく聞いています。とても楽しいです。
数日前にホワイトハウスが、『華麗なるギャッビー』を意識した(バズ・ラーマンの映画版が参照先?)豪華なパーティーを開いたというニュースがあったけど、まさにその時代の後に30年代の大不況が来るわけだしな。そしてギャッビーは、いかがわしい株価操作か何かで儲けている成金。
歴史の本を読むと、パリの商工業を支えていたのは、王族や貴族の顕示的消費だったというような説明があって、そんな脆弱な経済構造こわすぎるだろと思っていたけど、まさか現代アメリカで再現されるとは。フランス革命再びかもしれんね。
www.bloomberg.co.jp/news/article...
「みんな落ちるところまで落ちると、却って気分がさっぱりしたような錯覚を抱いてしまう」というのはよくわかる。安吾の『堕落論』にも大きく共感するところはあるのだが。文化や芸術に対する反権威主義的なうっすらとした大衆的反感というものはつねに存在していて、文化・芸術の内側からの「さっぱりしたい」という清算願望がそれに結びつくと、徹底したヴァンダリズムに至りかねない。
「ブンゲイデリバリ」のサブスクリプションを申し込みました。
「おぼえていませんか、毎週放映されるアニメーション、毎月刊行される雑誌が楽しみでならなかったころ。
ブンゲイデリバリは文芸のサブスクリプションです。金曜の夜7時にスマートフォンにさまざまな文芸のひとつが届きます。
司書あるいはブンゲイDJは翻訳家、作家、アンソロジストの西崎憲。10月からスタートです。」
bungei-delivery.a-c-w-k.com/wp/
米谷先生の授業は、三木清の東亜共同体論や石原莞爾の東亜連盟について議論するものだったと思い出す。とても面白かった。あれから20年、その方面の知識はちっとも増えていないのだけど。博論審査では、これは研究ではなく、批評ではないかという厳しいご意見もいただいた。自分の資質を教えられた瞬間だった。
社会思想史、特に日本のアジア観を研究されていた米谷匡史さんが亡くなられたと知って衝撃を受けている。なんと58歳。米谷さんと初めてお会いしたとき自分はまだ院生で、米谷さんは非常勤で自分のいた大学にいらしていた。まだ30代初めだったのだろうか。大変な秀才だった。とても気さくで丁寧で、先生というより、信頼できる先輩のように感じられた。その後、博士論文の副査をお願いした。持病をお持ちだとは仄聞していたが、あまりに早すぎるし、もっと色々書いていただきたかった。米谷先生、ありがとうございました。
実はこれが連載の最終回になります。いろいろな方に話を聞いてきて思ったのは、自分の人生を「語る」ことの意味でした。多分多くの人は心の中で(無意識に)自分の人生の軌跡を語っている。それを改めて我々の前で言葉にしてもらう。語られる物語に当人自身が驚く、ということがあった気がします。
ウェブあかし連載、上田さん(仮名)の人生の後半「物語られる家族」です。争いの絶えない両親のもとで働き続けてきた上田さんはうつになってしまいます。その状況が変わるのは両親が亡くなってからでした。
上田さんの父親への戦争の「影」についても考察しています。父親の振る舞いには、語れなかった、あるいは語ることを通して隠蔽されてきた戦争の記憶があるのではないか。
webmedia.akashi.co.jp/posts/9199
ウェブあかしの連載、今度の執筆者は私です。いつも居場所てとてとのボランティアに来てくださる中年男性上田さん。いつも明るい彼に話を聞くと、大変過酷な家庭で育ってきたことがわかりました。その過酷さの背景には戦争があったのではないかと私は考えました。
webmedia.akashi.co.jp/posts/9186
グレタ・トゥーンベリの空港での記者会見の様子。
youtu.be/82NaWkCIZIE
グレタは、「囚われて虐待をうけたことを訴える被害者」としては振る舞わなかった。世界の注目を引きつけた上で、「ガザのジェノサイドを止める義務が世界にはある」と訴えた。
「はっきりさせておきます。私たちは目の前でジェノサイドが進行しているのを見ています。私たちのすべての携帯電話でライブストリーミングされているジェノサイドです。何が起こっているかを知らないと主張する特権は誰にもありません。将来、誰も知らなかったとは言えないでしょう」
「鎧われる言葉たち、こぼれ落ちる言葉たち」最終回。このインタビューは参議院選挙のしばらく前に行われたものでしたが、Nさんは参政党や日本保守党に関心があるといいました。長年外国人ルーツの子どもたちに勉強を教えるボランティアをしているのになぜ? と私も驚きました。人間というものの複雑さを感じさせられた瞬間でした。Nさんの来歴と感じ方を杉山さんは丹念に辿っています。
webmedia.akashi.co.jp/posts/9181
杉山春さんの「鎧われる言葉たち、こぼれ落ちる言葉たち(2)」(『居場所がうまれるとき』)。Nさんは支援級の非常勤教員、次に児童相談所の職員として働きます。Nさんの中には傷ついた子どもを守りたいという(もしかしたら本人も自覚していない)願望があります。それは多分Nさん自身がつらい10代を過ごしたからですが、それも自覚されてないかもしれません。わたしもNさんの取材には立ち会いました。つねに慎重に言葉を選び、自分の内側がうっかり溢れ出してしまわないように振る舞っている方でした。
webmedia.akashi.co.jp/posts/9153
ブンゲイデリバリ
配信する作品は分量は原稿用紙5枚から30枚程度。ジャンルは小説、エッセイ、翻訳、詩歌などになります。DJである西崎のもとに集まった作品のうち、書き下ろしが4割、あまり知られていないもの3割、2割が翻訳(訳しおろし、あまりられていないもの)、1割を詩歌にあてようと思っています。
10月3日から講読いただくためには9月30日までに申し込むことが必要です。よろしくお願いいたします。
これまでにない試みで、文芸のあらたな流通を開くべく、しばらく全力で周知に努めようと思っています。あまりこういうお願いはしないのですが、ご機会があれば協力いただければ幸いです。
19日18:00まで無料というので軽い気持ちで読み始めたら一気に最後まで。そんなこと漫画では数年ぶり。原作岩明均のドラマトゥルギーの完璧さと室井大資の絵の素晴らしさ。
championcross.jp/episodes/735...
“伊東競輪不正告訴事件”の裁判でテンパってしまった安吾…。THE戦後。
「おかしくなってしまった安吾を抱えて、慌ててタクシーに乗せて熱海の旅館へ連れて行き、とりあえず酒を飲ませたんです。
片手に睡眠薬の錠剤をたくさん握って、もう片手のジン一瓶とともに飲み干していたのを憶えています。そしたらだいぶ落ち着きましたね」
facenote.com/yamambaaa/n/...
明石書房のサイトで連載中の「居場所がうまれるとき」、杉山春さんの執筆回「鎧われる言葉たち、こぼれ落ちる言葉たち」です。今回は、外国につながる子どもたちの学習支援ボランティアを10年近く続けている男性Nさん。彼がどういう気持ちでボランティアをしているのかをはじめ、生い立ちや10代の頃について伺っています。
インタビューには自分も立ち会いましたが、辛いことも含め自分の体験をどこか人の身の上のように語るNさんの語りは、ちょっと独特の感覚を与えるものでした。
webmedia.akashi.co.jp/posts/9135
記事本文も重要だが、記事末の綿野恵太のコメントも良い。
Xで長文連投すると「くどいし長い」とレスがつくと知ってひどい場所になってしまったなと…
この本、めっちゃよかった
今はどこの大学院も中国人留学生頼りで定員充足しているよ、というと、それじゃあいろいろ持って帰られちゃうんじゃないと言われることがあるが、理系はいざ知らず、日本文学に関する知識を母国に持って帰られて悪いことは一つもない。