物価はあがり、原油価格もあがり、花粉飛散量もあがり、それでも春が近いので末っ子様の気分もあがってスキップしていても、わがお給金はあがらねえええええ・・・(と、確定申告完了)
物価はあがり、原油価格もあがり、花粉飛散量もあがり、それでも春が近いので末っ子様の気分もあがってスキップしていても、わがお給金はあがらねえええええ・・・(と、確定申告完了)
映画の『怪談』は、第1話のやんごとなさが重たい渡辺美佐子と、第4話の気色悪い笑顔の美男の生首仲谷昇がMVPだと思います。仮に今井正が監督していたら、茶碗の中からほほえみかけてくる美男の生首は、木村功の役だったような気もします。
Kwaidanとの出会いは高校英語の副読本で、確か「雪女」「耳無し芳一のはなし」「ろくろ首」が入っていて、19世紀末の英語で書かれた近世日本のお話だし、「ろくろ首」の読解に苦労した覚えがありますが、(この話芸・・・ただならぬカンフーがある)という畏怖の念は今なお変わりません。「ちんちん小袴」「鳥取の布団」ともっと小さい頃に読んで印象深かったお話も、けっこうラフカディオ・ハーン/小泉八雲由来だったことも後になって知り、畏怖の念を深めたものです
というわけで、4月11日にアテネ・フランセで『怪談』と「恐怖の話芸」のお話をする予定です。わたくしラフカディオ・ハーン/小泉八雲のテキストへの入れ込みがだいぶ激しいので、そっちの話ばかりで時間が尽きないようセーブを心がけないと。 www.thelanternsociete.com/spinninghorr...
✍🏻恐怖をつむぐ手 水木洋子と新藤兼人─ホラー映画と脚本を考える✍🏻
4/11(土) 13:00〜上映開始
会場:アテネ・フランセ文化センター
【第1部 上映】
❄️『怪談』(小林正樹監督/161分/35mm)
🐈⬛『薮の中の黒猫』(新藤兼人監督/99分/35mm)
入場料:一律2200円
【第2部 レクチャー】
登壇者:
🍏鷲谷花 @hwashitani.bsky.social さん(大阪国際児童文学振興財団特別専門員)
🍎木下千花さん(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
入場料:科研費イベントにつき無料(JSPS科研費25K00410助成による)
フライヤーデザインは戸塚泰雄さん👑
出張して香港に到着し、早朝から開いている茶餐廳で、あちこちの席のお客が開いている蘋果新聞のハデな一面をちら見すると、香港来たなあ、という感慨があったものですが、その蘋果新聞も廃刊して5年、創業者黎智英氏以下幹部、編集部トップクラスが実刑判決を受けると、どこでどう間違ったのか、悪い未来に来てしまったものです。
人類みな負けいくさなり令和の世日本の占めたる位置のあやうさ【ーと伸ばしてみると、木下利玄「牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ」の対極という感じになりますが、こっちの世界じゃないそっちの世界に行きたい・・・、といってもそっちはそっちで関東大震災の年ですか】
人類みな負けいくさの2026年【そんな気がするだけの句】
スギヒノキカフンーーー!!!(季節の変わり目を感じておたけび)
『SHOGUN 将軍』で、日本語が堪能で通辞もできるイエズス会の司祭役で見てて、ずいぶん日本語せりふの語尾を丁寧にというか、「粒立てて」(←渋谷実用語、発音は「チュブダテテ!」だったそう)発音するお方ですこと、と思っていたトミー・バストウが、今期のNHK朝の連ドラにラフカディオ・ハーン/小泉八雲役で出てることに今更気づいてギャース!NHKハーンとしてはジョージ・チャキリスの跡目襲名、ってことになるんですかしら
カクテーシンコクーーー!!!(年度末を告げるおたけび)
『怪談』はヤケクソ的豪華キャストですが、MVPは「茶碗の中」の仲谷昇だと思います。最初に「気色悪い笑顔の美男の生首」、続いて「その首にすごいなで肩が続いていた!」と、二段の出オチちからが強い
末っ子様が懐から出した「校庭で見つけたイイ石」拝領つかまつり。小指の爪サイズで、ちっちゃい二枚貝の殻にも見えるしおむすびにも見えるのが、なんかイイらしいです。校庭で見つけたイイ石がポケットに入ってるのに気づいて保護者にくれるのも、今年限りくらいですかねえ
デモ用プラカードを作ったのは4年近く前ですが、用済みになる日を切に待ち望みつつまだ到来していないとは。
「共産党の監督【だがしかし】、売れる映画を作るのがうまい」ではなく、「共産党の監督【だからこそ】、あるタイプの売れる映画を作るのがうまい」という信頼が、かつては確実にあったと思うのです。亀井文夫もPR映画を作るのがうまかったわけで。でも『妖婆』は今井正の得意なタイプの企画ではなかったようですね。江原真二郎が白い上っぱり着て出てくる美容室の場面だけ、(他はともかくここは得意!)の元気がみなぎっているようで、脚本の水木洋子も江原真二郎アテ書きは得意。あと北林谷栄の登場場面にも「ホーム」感
「今から飛躍と憶測の分量が多すぎて決して真に受けてはいけない映画史のお話をします」、と前置きすれば、大映の永田雅一はディズニーに並々ならぬ関心をもち、コネクションを築こうと立ち回り、ディズニー長編の日本配給は長らく大映が手がけてきた、という縁もありますので、『ベイマックス』はある意味「シン・座頭市物語」なのです。とか放談しても許されますかしらね。いややめておこう。
『妖婆』は大映労組、徳間康快、プロデューサー復帰した永田雅一の「トロイカ体制」による製作。永田雅一は労働組合とは概ね不倶戴天で、会社のお金の「私的流用」の一環として自民党に多額の献金もしていたわけですが、山本薩夫に今井正と、「共産党の監督」への肩入れが不思議と強かった、というのも、後世になるとわかりにくくなる昭和の日本映画史のいち側面ですね。
神保町シアターの怪談映画特集で上映中の『妖婆』、製作当時の事情については、拙稿「一九七〇年代の大映破産争議/再建闘争」(谷川健司編『戦後映画の生き残り戦略:変革期の一九七〇年代』)でも取り上げていますが、マネジメントの迷走の産物には違いないものの、「ダメな映画」とも思わないです。最近パーマネント機械も導入したらしいやり手の経営者荒砂ゆきと「髪結いの亭主」の江原真二郎の美容院の場面で、かのすばらしい『グランドマスター/一代宗師』の「白バラ美容院」に相通じるレトロ美容院加点がジャラジャラと入るので。荒砂先生の美容院、本筋と特に関係はないのですが。
『ベイマックス』と『座頭市物語』は、直接の影響関係があるかどうかわからないけれど、けっこうかぶる論の根拠メモ。その一、ヒロの博打の勝ち方は『座頭市物語』の最初のイカサマ博打とだいたい同じ(でもさらなるルーツは西部劇にあるのかも)。そのニ、『座頭市物語』時点での座頭市もベイマックスも、ビジュアルのポイントは「丸み」。その三、座頭市(按摩)もベイマックス(ケアロボット)も本業は「ケア」。
少年マンガで大事なのは現在だけ、未来などあってないような名目にすぎず、なんとでもなる、と現在のムチャを全力でがんばっていたら、その現在は実は未来につながっていて、そして未来は失われた、と、はっと気づく瞬間みたいなものが、『あしたのジョー』の連載にはあったのかもしれません。「あした」は看板にそう書いてあるだけではなく、本当にあったんだショック
児童館の本棚に前世紀から入り続けている名探偵コナンのまんがを最近読みはじめた末っ子様が、「毛利小五郎の首のうしろ、いつもいたかったりしないのかしら」と心配するので、それに体が麻酔薬に慣れちゃってだんだん強い薬が必要になる、絶対体にいいわけない、はずなんだけど、どうもコナンには、過去と現在の時間はあるけれど、未来とのつながりが切れてるみたいよね、つながっていない未来を失うこともない、だから毛利さんの将来も、心配しなくて大丈夫、と言ってはみますが、それははたして「大丈夫」なんでしょうか
オリヴェイラ、ワイズマン、イーストウッドといった方々には、人類に対するエルフか吸血鬼くらいの芸術活動寿命が備わっているような気がなんとなくしていましたが、それがおひとり去りまたおひとり・・・。
「日本映画史ある意味三美神といえば?」「千石規子!瀧花久子!風早章子!」ーと、脳内かけ合いしてみたりもするのですが、後二者が出演している『どたんば』はある意味映画史上に燦然と輝く作品なのですよやはり。『どたんば』の瀧花久子さんの役は『生きものの記録』の千石規子さんの役と重なるところもあり、『どたんば』と『生きる』は「救うもの救われるものの間の《親愛の情》抜きの救済」への志向が重なり、脚本に橋下忍が入っているので、けっこう黒澤明を意識して作られているようにも思われます
『どたんば』は、オープニングの重たい雨とラストシーンの紙吹雪の軽やかさの対比、竪坑が崩落する屋台崩しのダイナミズムと、「東映スコープ」にふさわしい大スケールの派手な(この題材にしてしっかりと「派手」)画面作りもさることながら、画面の奥の方で半分襖に隠れて座っている瀧花久子さんが、ふらふら表に出ていく夫の加藤嘉の様子がおかしいことを察する、終始無言の細やかさも冴えるのです。内田吐夢監督作品には、マクロでもミクロでも、「一続きの空間・入り組んだ空間」の全体をつかんで的確に人を配置する、研ぎ澄まされた感覚があると思います。
ダンジョン飯のアニメ三周目を見ている末っ子様が、センシに向かって「それはヒポグリフ、それはヒポグリフ、それはヒポグリフ」と何度も言うのですが、まあ声かけたくなる気持ちもわからないでもないけれど、何を言ったとしても、本人が食べて納得しない限り解決しない問題だからね、それは。
「田んぼの畦道に立ってる交通安全おまわりさん看板の出し方が史上最高の映画は?」「ワン・アンド・オンリー・どたんばーーー!!」ーと脳内でシャウトのかけ合いやりながら、採点の合間の深夜に『どたんば』見てドードー泣いてはまた採点がんばっているので、世界のみなさん!だまされたと思って内田吐夢監督『どたんば』観てください!(と定期的に騒ぎ出す)
The bottoms of my shoes
(Jack Kerouac)
The bottoms of my shoes
are clean
From walking in the rain
(なんとなく雨の英語コレクションーと一句)
「かしこい」「おろか」「よい」「わるい」「いう」「おこなう」は、そうきっちり分かれて誰にでも簡単にどっちがどっちと識別できるようにはなっていないんだよ、という心を十七文字に収めるには・・・(←採点に励みなさいあと百数十名です)
衆院選完了・閣僚入れ替え予定なしということで、成績関連業務が一段落次第、再度名簿とはがき文案を大幅改訂する予定です。