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メダリスト:第20話『氷の湖』感想ツイートまとめ #メダリスト #medalist
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メダリスト:第20話『氷の湖』感想ツイートまとめ #メダリスト #medalist
その愛と約束を受け取ったいのりちゃんが、なんの構えもなく全てを救ってしまう”答え”を司先生に手渡せていたのが、本当に良かったと思う。
肋含め、色んなものを捧げて報われることを求めない、一方的な献身にすら見えてしまう関係は、こういう思わぬ奇跡によって満たされ、大人と子ども、先生と教え子の関係に宿る勾配が、幸福に均されていく。
そういうことが、人が生きていく中に時折起こるのだと、描いてくれてとてもありがたかった。
あって欲しいし、なきゃいけないのだ、こういう瞬間が。
この美しい夜と、至近距離で感じる温もりを抱きしめて、二人は新たな場所にたどり着く。
次回新潟スワン、とても楽しみです。
結果を出すことの意味は、中部大会での挑戦がハーネス指導を連れてきた事実一つとっても、この作品において重たいと良く分かる。
夢だけ見て形にならない闇の苦しさは、現役時代の司くんを濃く呪い、今もその影は続いている。
しかしそれだけに縛られれば、迷宮に迷い込んで出れなくなる。
いのりちゃんの足を縛った呪いはそういう類のもので、自身それに毒された経験もあればこそ、司くんは紀にしてない風を賢明に取り繕って、凄く柔らかく笑う。
ここに来るまでの道も、今見ている風景も、やがて来る眩しさも、全部一緒に見届けよう、と。
それが大人から子どもへの、一方的なラブレターで終わらず…
司くんのガンバリ挑戦旅を抱きしめる言葉を、寝入りばなのいのりちゃんは全然考えずに紡ぐ。
それが聞こえる距離にいれるのは、司くんが傷ついた彼女にマジ全霊で寄り添ったからこそだし、そこで”答え”が飛び出してくるのは、二人が一緒に進んだ日々…あるいはお互い暗い影の中、涙に暮れた過去があればこそだ。
色んなことがありすぎて、沢山傷ついて、でもそれが何もかも無駄ではないと思えたこの瞬間が、夢に満ちた未来を信じる足場になっていく。
今飛べなくても、別にこの絆が断ち切られるわけじゃない。
結果だけが、貴女の全てになるわけでもない。
そういう本心を、自然と告げれた司くんが、やっぱり俺は好きだ。
高すぎる体温に象徴される、司くんの異質性。
動き全体を把握出来てしまう特別性の眼があったから、ハーネスを自分で扱うところまで一気に進めた。
ポカポカな身体は氷の冷たさに負けず、いのりさんを温めて安らかに眠らせることだって出来る。
自分が無謀な凡人なのか、夢追い人の資格を持っているのか確信できないまま、終わりまで突き進んだ日々の先に待っていた、暖かな安らぎ。
それはどんだけ挫折しても、現実なるものに夢を諦めかけても、燃え盛る血潮を殺せなかった少年のこれまでとこれからを、強く抱きしめる。
そういう特別で美しい夜が、人間にはあっても良い。
さーすがに何度見ても泣くが、巨大なリンクとなった諏訪湖にいのりちゃんが舞う幻影の美しさと、それをかき消した現実になお残る闇の中の光が、本当に素晴らしかった。
それはいつかの夢でしかないが、目の前に広がるとても美しい景色は必ず、そんな淡いものに繋がっている。
夜の中に光があり、夢の果てに未来が待っているように、誰かにかけられた呪いが解けるときだって、必ずあるのだ。
前半の重苦しいムードをかき消すわけではなく、むしろ夜闇の中にしっかり引き継ぎつつ、しかしそこにこそ希望の種火が燃えているのだと、諏訪湖対岸の光は豊かに語る。
苦難と挑戦を描き続ける氷上の詩が、そのかんばせを顕にする瞬間だ。
しかし真実彼が無敵の英雄なら、肋骨なんぞ折らない。
卓越した才能を間違った努力で腐らせ、競技人生を不本意な形で終わらせ、腐りかけた思いを抱えて結構イヤなヤツとして、物語に登場なんぞしていない。
そういう痛みや傷を抱えているからこそ、惨めな自分でありたくないと吠えたいのりちゃんの涙を、自分に引き寄せ運命を変えることを選べた。
傷つき不完全な”人間”だからこそ、彼は結束いのり選手が生み出す奇跡に並走し、その旅の中で傷ついた自分自身を蘇らせる、もう一つの旅の主役なのだ。
そういう彼は、背負った子どもが無意識に呟いた言葉に、今までの全てを抱きしめられ、輝く未来を涙とともに決意する。
そういうイメージにもたれかかることで、結果出しても人格の根っこグラグラなままないのりちゃんは、なんとかメダリストを目指す自分を保てている。
そういう甘えも弱さも全部ひっくるめて、背負いより強く立てる未来を探り当てる決意は、いのりちゃんのコーチになることを選んだ瞬間に決まっている。
だから司くんはほころびのない無敵を演じ、瞬間瞬間凄く言葉を探りながら、まだ心も感性も生乾きの幼い存在に、真摯に向き合い続けている。
お互い自然さを作り上げながら、特別な思い出を瞬かせようと過ごす、新潟への旅。
そこには、大人であろうとする司くんの現在地が、良く滲んでいた。
諏訪湖の旅は闇の中明滅する光のように、結束いのりという存在の複雑な色彩を、強く照らす。
そこに反射して、子どもであり選手であり教え子でもあるいのりちゃんと、司くんがどう向き合っているのか…そう出来る司くんがどういう人間なのかが、あまりに美しく浮かび上がってくる。
いのりちゃんの中の司先生が、何でも叶えてくれる無敵の大人なのは、時折ぶっこむムキムキギャグからも見て取れる。
筋肉の鎧で身を固めた、優しくて素敵な騎士。
特別じゃない自分を、特別にしてくれる魔法使い。(雪ちゃんが今回、「司先生が飛ばせてくれるよ!」と言っていたのが、とても印象的だ)
いのりちゃんのウキウキ加減が、本当に何もかもを忘れた浮かれポンチではないことは、隠れるように練習映像を見つめる視線からも判る。
自分が望んだ魔法の代償に肋骨ぶち折って、その痛みが足に絡んで飛べなくなって、そこから解き放たれるために見知らぬ場所へ進もうとする。
どこまでも”競技”がつきまとう旅の中で、頑張って明るく振る舞ってた部分も、今回のいのりちゃんにはあったと思う。
子どもは大人が思うより色々考え感じているし、大人の顔色も視ている。
そういう子だからこそ手が届く高みもあるし、沈み込む深みもある。
そしてひたすらに、司先生と一緒の夜が楽しい気持ちだって、嘘なんかじゃない。
スランプを脱するために即新潟吶喊を決めるスピード感とか、のぞみお母さんがいのりちゃんの顔をしっかり見て、家が果たすべき役割、母が為すべき責務と願いにちゃんと向き合えてる様子とか、色々感じ入るところの多い今回。
とにかく夜の旅が楽しくも美しくて、いのりちゃんの足を引っ張る暗い影から抜け出し、明るい未来へと翔び立てる希望が、美しい闇に強く瞬いていた。
前髪ぴょこんとしてない素のいのりちゃんが、大好きな司先生と初めての夜ふかしに心躍り、沢山おしゃべりしたい様子が、とにかく可愛い。
競技で勝つための道なのに、競技の匂いが二人から初めて抜けている瞬間だ
(画像は”メダリスト”第20話より引用)
見えてしまうのがいのりちゃんの不幸だし、見ぬふりが出来ないのが彼女の根本だ。
夢を追えば誰かが傷つき、夢を諦めれば自分が燃え尽きる。
どう進んでも痛みを消せない難しい道を、どう進んでいけば良いのか。
メダリストを目指す道へ己を据え付けてしまった以上、この難問とどうにか向き合い続ける必要が、いのりちゃんには必ずある。
そしてその道は孤独ではなく、コーチや友人、家族と一緒に進んでいく…そうじゃなきゃ進めない道でもある。
…こうして考えると、徹底して孤高に孤独に現役生活無敗で走りきった夜鷹純は、本当に異物なんだな。
こういう基本ルールから逸脱しているからこそ、特別な星を担えるのだ。
高みに手を伸ばせば必ず起こるファンブルを前に、自分よりも教え子の安全を最優先に出来てしまえる司くんが、喜んで背負った隠せない傷。
いのりちゃんはそれを凄く良く見てて、フィギュアで結果を出したとしても、お母さんを失望させたダメな自分に泣いていた気持ち…そこで培われた視力と精神性は、全然消えないのだなと判る。
大好きな人だからこそ、自分のせいで傷つけた(と暗く深く思い込む)のが辛くて、誰かを傷つけうる自分と向き合うだけの姿勢も、当然整ってない(だって12歳だで!?)
ここでしか輝けない舞台と執着するリンクに、立ち続けるために自分は、何を喰らい尽くすのか。
これがいのりちゃんを高く翔ばせるだけでなく、全国クラスには届かずとも賢明に競技に挑み、悩みながらあがいてきたクラブの”姉”にも魔法をかけるのが、やっぱ良いなと思う。
ハーネスという魔法に出会った司くんが、子どもらにモテてる様子が見れてほっこりであるが、彼は結束いのり選手のコーチであると同時に、ルクス東山全体の先生でもある。
いのりちゃんの夢を叶えるためにはどうしたら良いのか…鼻へし折り肋骨ぶち折ってなお、練習を続けようとする異様な献身も垣間見えるが、そればっかりが今の司くんの全部ではないのだ。
そしてその風通しが、師弟を未来につれていくのだと思う。
中部大会において、今まで積み上げた全てを託して挑み、あるいは負けあるいは勝つ小さな勇者たちの顔を、丁寧に削り出していたこの物語。
技が出来る…あるいは努力と根性が形になるという、旧来のスポ根がゴールにしていた場所をむしろアッサリ達成するべき前提にして、そこからさらに深く入っていこうとする姿勢が、ハーネス修行編には強く滲んでいる。
技自体はさすらいのハーネス師によってサクッと飛べるようになってしまうが、その機会は無謀な挑戦を必然の勝利に書き換えるほどの、決意と努力が開いた道でもある。
色んな人に期待される選手になるよう、司先生といのりちゃんが頑張ったからこその「アッサリ」なのだ。
いのりちゃんが中部大会で奇跡を起こしたからこそ開いた、ハーネス指導という新しい世界への扉。
それは普通のスポ根だったらじっくり時間をかけて突破するだろう、新ジャンプをアッサリ形にする。
しかし奇跡には代償がつきもので、スケート辞めようかと悩むほどのどん詰まりをアッサリ突破させてくれた魔法は、反転して司くんの肋骨を折る。
人生万事塞翁が馬…メダリストへの道は、翔ぶものだけに厳しい世界ではないのだ。
そしてずーっと周りをよく見ている(見過ぎもする)いのりちゃんは、自分の夢が何を砕いたのか、当たり前のように重たく受け止め自分を縛る。
(画像は”メダリスト”第20話より引用)
魔法の杖(ハーネス)には呪いがかかってて、大事な人を傷つける。
それでも闇の中輝く場所へと進み出す、メダリスト第20話である。
原作でも凄く好きな諏訪湖探訪が、とても美しく描かれてありがたい回だった。
元々つるま先生の色彩感覚と表現力は素晴らしくて、”色”への感覚が競技が生み出す美しさだとか、喜びと絶望が交錯する世界の実相だとかを、とても豊かに描けている作品だと思う。
それをアニメなりに咀嚼し、動き瞬く新たな表現としてしっかり形にしてくれたのは、色々キツいこともある凸凹師弟コンビの物語が、それでも善い場所へ進んでいける確信を与えてくれて、すごく嬉しかった。
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多聞くん今どっち!?:第10話『イエベ春』感想ツイートまとめ #多聞くん今どっち
結局「どん底人間の生き直し物語」っていう類型が好きすぎて、どんなジャンルだろうと物語の中にそれを見つけると、一気に好きになってしまうタチなんだな。
ナツキくんがあざと可愛さ貼り付けて、クズカスな本性隠す(蔑ろにしてケアしない)所に立ち止まってしまっている裏には、これまでと同じようになにか理由がある。
それが明かされていくと面白いってのは、敬人くんが銭ゲバな理由とか、桜利くんが横暴ゴリラになるしかない過去とか、描いてくれたときに良く解った。
なのでそこに近い距離にいる飛鳥先生を上手く使って、二つの仮面を引っ剥がした生身のナツキくんが、一体どういう男なのかを楽しく書いてほしいなぁ~と思いました。
キャラ個別編の最初として、こういう感想が湧き出てくるのは大正解じゃねーかな?
ギャップ激しいダメ人間どもの生き直し物語、次回も楽しみ!
夏休みまったりと描かれた、作られたアイドルでも荒れた素顔でもない、美青年達第三の貌。
俺はその力まない自然さ、そこから溢れてくる善良さが好きで、どうにかその表情のまんまずーっと行きてくれたらなと、今思っている。
アイドル稼業を生き抜くために貼り付けた仮面でも、「これが自分だ」と思い込まざるを得なくなったヤバい自己像でもない、その内側に眠ってる優しい可能性。
これを開花させれる力があるから、うたげちゃんはこの話の主役なんだと思う。
生活の面倒を見るハウスキーパーが、そういう資質で主人公やってるの、俺はやっぱ好きだな。
思っていたより二人ともギンギンなのが、むしろ10代としては健全に血通ってて良かったな! って感じだけども。
うたげちゃんがオタクで多聞くんがアイドルである以上、二人を隔てる一線を越えてしまったら関係性は変化し、もしかしたら壊れてもとには戻らない。
アイドルとしてあるべきお行儀の良さと同時に、そういう変化への怯えが性愛爆弾を前に一歩引いてしまう距離感に宿ってて、可愛くてよかった。
このヤバさを感覚してるのはうたげちゃんだけで、情緒が幼い多聞くんはずーっとアクセル踏みっぱなしなのが、実年齢と真逆な二人の距離感を語っていて、また面白かったね。
多聞くんかなりバブだからな~(そこが好き)。
私室をプライベートな内的領域として扱い、そこに立ち入る特権と改善する能力を示す演出は、キノコ生えっぱなしなジメ原ルームをお掃除しまくった、第1話から続いている。
そういう「お掃除」を経て、距離が縮まっている二人は、シャワールーム至近距離で危険な接触を果たし、危うく物語を終わらせかかる。
いつもは冷静に自分を殺して、多聞くんを正しい道に引っ張っていこうとするうたげちゃんは、熱いお湯のように市場を溢れさせ、抑えられない感情にしっとり濡れていく。
ガラスで閉ざされた密室を満たす湯気は、二人の間にあるエロティックな純情そのもの…というわけだ。
今回は住空間を活かした演出も、とても冴えていた。
ナツキくんがきゅるきゅるな外装の奥に隠している、荒れ果ててダウナーな内面を描く/そこに立ち入る権利を得る展開を、視覚的に描き出すためのツールとして、ゴミだらけの私室がうまく活用されていた。
これを「お掃除」するのがハウスキーパーでもあるうたげちゃんの仕事になる…かは、ナツキくんを誰が攻略するか次第だなぁとはおもうが、ともあれ彼の「今」はこういう状況である。
そういうプライベートに踏み込む資格を、今回多聞くんとうたげちゃんは得たわけだ。
(画像は”多聞くん今どっち!?”第10話より引用)
そんな彼女を横からサポートする存在として、ナツキくん担にして元カノな飛鳥先生も堂々登場。
さーすがに四人の人格破綻者、女一人で抱え込むのは負荷がデカすぎるので、新キャラいれて分散を図るのはいい手だと思う。
メインキャラにF/ACEオタクが出てくることで、オタクとしての立ち位置が複数描かれて、この作品がアイドルをどう捉えているかが、立体的に描けるようになると思うしね。
それにしたって、オタク同士がお互いの距離感を図り合い、タオルで意思疎通し同担を避けるシーンの緊張感、平成ライダーの中盤みたいで面白かったな…。
戦わなければ生き残れないッ!
敬人くんがガミガミやかましい兄貴になってくれることで、ダメ原さんを正しい道に引っ張っていくうたげちゃんの負荷が減り、等身大の高校生としてのドキドキを多く見せれるようになったのも、とても良かったと思う。
推しを遠くから愛でる行儀の良さと、でも本当に好きになっちゃたんだもん…なヨロメキのギャップも、作品を前に進める大事なエンジン。
至近距離でアイドルの顔面と人間を浴びて、最後の一線が溶けそうになってるうたげちゃんは大変可愛く、今後もガンガン身悶えして欲しいと思えた。
こういう生身の体温がないと、倫理も理念も卓越しすぎて、ちょっと面白みにかけるキャラになっちゃいそうだしな、うたげちゃん。
ナツキくんが多聞くんの変化に気づき、ちゃんとお礼を言える描写があることで、ガサガサに荒れ果てた素顔が人間の根っこにまで染み込んでいない、思いの外いい人であることも伝わってくる。
イカれたクズっぽさは火力が高く、ヤバオタク芸も含めてそういう場所から笑いを汲み出している作品ではあるのだが、同時に人と人が交わる以上、本当にどーしょうもないガチクズだと扱いに困る。
カスキャラの本性を切り崩さないまま、「でも良いところもあるよ!」と、登場話数でしっかりメッセージを送れていたのが、たいへん良かったと思う。
カスい表層と柔らかな本性のズレが、何処から生じてるのか。
ナツキくんの背景に興味も湧くしね
さて今回、夏休みでの地道な交流を経て敬人くんはブチギレ兄貴分ポジションにしっかり収まり、多聞くんも調子悪そうなナツキくんにしっかり声をかけている。
ダメダメな彼らはあの体験を経て確かに変わっていて、その起因は全部、主人公であるうたげちゃんと出会ったことにある。
あの子に恋をしたり、自分の夢を邪魔するヤバ女じゃないと認めたことで、二人は確かに他人にもっと優しく出来る自分に近づいていると、今回判る描写が多くてよかった。
やっぱそういう変化を物語にもたらしてくれる、パワフルで善良な人が主役だと、お話全体がとても飲みやすくなる。
この宙ぶらりんを「停滞を押し付けられている」ではなく、「可能性に満ちた状態が楽しい」と感じさせれるかどうかが、安定軌道に乗った連載の大事なところだとは思うが。
同時に様々なエピソードで生み出された変化や成長を、そういう物語の要請によって殺してしまわないかが、個人的にはとても大事なポイントだ。
そこがリセットされたり無視されたりしてしまうと、「なんでこの話見てるんだろう…」と感じてしまうし、物語がより善い結末へ進んでいく推進力を感じられなくなってしまう。
どうにも上手く行かない試練を横からぶつけ、適切にリセットする能力も必要になるわけだが…ここら辺、センター争奪戦は上手い書き方だった。
ナツキくんの話する前に、落ち着いた日常描写からハイテンションなアイドル地獄道に舵が切り替わって、作品が持ってる変化継続性に感じ入った…つう話をまずする。
このお話、どっちに転がるか解んない甘酸っぱい恋と、問題てんこ盛りのダメダメアイドルの頑張りつう、2つの車輪で回っている話だと思う。
お互い好きなのはバレバレだし、多聞くんの誠実なポテンシャルは良く描かれているので、話がたどり着くべき答えは既に見えている。
しかし一足飛びにそこにたどり着いてしまってはすぐさま物語は終わりだし、何よりドタバタも苦労も無しじゃあ楽しくない。
なので、物語は行きつ戻りつ、煮えきらない足踏みすることになる。
夏休みも明け新章突入!
四人目F/ACEの激ヤバ素顔が見えてくる、多聞くん第10話である。
つーわけでアイドル活動からちょっと離れ、一人間としてキャラを深く掘るエピソードも一旦おやすみ。
また事務所のヤベーヤツに切り込むぞ! ってんで、ナツキ担の飛鳥先生も交えて新章開幕である。
酒カスパチカス喫煙者、元カノ上等のダウナー荒廃人間の素顔のほうが、きゅるきゅる仮面付けてるナツキくんより俄然セクシーで、「こいつら全員、一回素顔売したほうが良いんじゃないか…?」と思ってしまった。
まぁ事務所が作った仮面に救われたファンもいるし、難しいか
(画像は”多聞くん今どっち!?”第10話より引用)