「レディとの旅」は爽やかさがあるけれど、本全体が曇天
特に好きなのは「行方不明の少女」
ガールズキャンプで或る少女が行方不明になるが教員たちはおろか、ルームメイトすら彼女がどこの誰なのか知らない…という、他人への無関心が招く悲劇
全体に悪気のない悪意というか、少し滑稽で、でも一気に読むと致死量みたいな重さがある本
「レディとの旅」は爽やかさがあるけれど、本全体が曇天
特に好きなのは「行方不明の少女」
ガールズキャンプで或る少女が行方不明になるが教員たちはおろか、ルームメイトすら彼女がどこの誰なのか知らない…という、他人への無関心が招く悲劇
全体に悪気のない悪意というか、少し滑稽で、でも一気に読むと致死量みたいな重さがある本
最近読んだ本
なんでもない一日/シャーリイ・ジャクスン(市田泉 訳)
人間と亡者の悪意と虚妄がはびこる23の短編集
トップバッター「スミス夫人の蜜月」は2パターンがあり、一方はごくありきたりなミステリーだがもう一方は捻じ曲がった不穏な展開を見せる
次第にその捻じれは強くなり、「悪の可能性」では害意のない悪意、善行としての悪行に嫌悪と恐怖を感じる
他人に土足で踏み込まれるような不快感があるのに、悪趣味なもう一人の自分がどこかでそれを楽しんでいる
ラスト5編は小説と思いきや作者シャーリイの実体験、本人がとても抑圧されていたことから生まれてきた話たちなのかなと想像する
#読書メモ
NYといえば「A子さんの恋人」を描いた近藤聡乃さんの「ニューヨークで考え中」も大変面白い
ddnavi.com/newyork_kang...
大江千里さんていまどうしているんだろうと思っていたらピアニストに転身したうえでNYにいらっしゃるのね、この本も面白そう
www.newsweekjapan.jp/stories/cult...
※個人の感想です
今日もいい本を読んだ
明日もいい本を読もう
そしてパディントンベアのクッキーはおいしくなかった
パディントンベアのクッキー缶
パディントンみはない 青いクッキーが気になる
ねずみくんのクッキー缶もあるよ
下條アトムからのパディントンベア
買わないって決めたのにな、缶が欲しくてな…
#読書のお供
そうなんですか…先生とみんなのせいで思い出すたび滞在期が始まってしまってそういう情緒が持てないままです😂
中学時代の国語担当K先生が女性版下條アトムみたいな特徴的な喋り方をする人で、みんながその口調を真似て「祇園精舎のぉ〜鐘の声ぇ〜…」とやっていたことは思い出せるけどこれが平家物語の冒頭ということはついぞ思い出せなかった
あとなんであれ暗記させられたの?
「作家と犬」
ついに幸田文さんのかわいい面を見てしまい、ん゛ん゛…っとなり、山田風太郎先生の行動に笑かされ、若き日の寺山修司さんがわんちゃんを抱きしめている写真の屈託のない特大笑顔にこの人こんな風に笑うんだ!?とびっくり
犬が好きだけでなく、出会い・別れ・犬が苦手な人の文章も収録でてんこ盛りな一冊
「作家と珈琲」
この手のアンソロジーでは珍しい小田島雄志、別役実ら演劇界からも収録、昔の女給さんの制服スケッチやカフェでのお作法などなどこちらも盛りだくさん
日本に“カフェー”が登場してから今日までの足跡も追えて面白い
珈琲そのものよりはカフェ、喫茶店の話が多め
作家と犬 と 作家と珈琲 と おやつ と コーヒー
作家と犬の執筆陣
作家と珈琲の執筆陣
最近読んだ本
作家と犬・作家と珈琲/平凡社 編
―核兵器を持った強大国への従属は破滅をもたらすおそれがあるが、犬への従属は最悪の場合でも何ものも生まない(江藤淳)
先に読んだ「作家とおやつ」に次ぐエッセイアンソロジー
今回もとてもよかった…どうですこの布陣、どちらにも小沼丹がいてうれしい
安岡章太郎はおやつ・犬・珈琲にも収録されていてスタメンの扱いである
犬の表紙は中野孝次さんのわんちゃん・ハラス
珈琲の表紙は有吉佐和子女史、しかし彼女のエッセイはなく、娘の玉青さんがこの写真について依頼され書いた文章を掲載
犬のぬくもりと珈琲の香りを感じる、笑いと安らぎの良いひと時を過ごせた
#読書メモ
ほらな!3月の北海道なんてまだ冬だわ!だ、騙されてなんかないもんね!ムキーッ!
たとえば今回の選挙でnaoさんが遠路はるばる投票の旅に出たのを見て、国の外でこんなに一生懸命な人がいるならちゃんとしなきゃ!とギリギリまで調べたり検討したりしたので、頑張ってらっしゃること、ちゃんと届いてます🙆全然、不甲斐なくなんかないですよ…!
世界中がnaoさんとお魚屋さんみたいならきっとずっと平和なのに🥲
誰かに花を贈る、忘れないでいる、それを見ているだけでも穏やかな気分です
作家と犬 と 実家の犬
今週末はずいぶん本が読めて大変満足
積読にはあとデンマークとイングランドと南アフリカにカナダ、ラトヴィア、フィンランドが控えている
ほくほくなのである
スピッツの「愛のことば」という古い曲に出てくる、『昔あった国の映画で 一度観たような道を行く』という一節の“昔あった国”が自分の中ではチェコスロバキア あの辺りは文化的にとても好きなエリアである
カレルといえばチャペックよりゼマン
名産のチェコガラスを使ったアートアニメーション「水玉の幻想」大好き すごすぎる…
www.youtube.com/watch?v=D1qY...
普段ここでも自分の知らない本の話だって喜んで読んでるけど、やっぱり本好きが本の話するときの熱は気持ちがいい
カレル・チャペックがミステリーを書いていたと知って(あらすじ紹介が面白い)すごく読みたい!
チェコといえばカフカの話もチラリと
カフカ、実はドイツ語が堪能ではなかったという話を聞いたことがあるけど、母国語のチェコ語もあんまりだったらしく女性語尾で喋っていたとか
最近読んだ本
プラハの古本屋/千野栄一
稀覯本を求めて、いざゆかんプラハの古書店
スラブ系言語学者による、言葉と旅と本に埋もれるエッセイ集
1968~1985年に書かれたものなので当時はまだチェコスロバキア時代
二か国間に生まれたお子さんふたりをバイリンガルに育てた話、社会主義国における出版事情などとても面白かった
ここでの古本とは本当の意味での古書、著者の職業柄か出てくる本が専門的すぎてさっぱりなのに、宝を手に入れるわくわく感を知っているから一緒に古本屋巡りをしているようで楽しい
本が好きな人は世界のどこにいても同じ、そしてどこの国の本好きも似た者同士である
#読書メモ
ホームズの名前が出てきたおかげでがっつりSHERLOCKのふたりで再現される
古典ミステリーはあまり読んで来なかったけれど、こういう感じなんだろうな、というスタンダードさが感じられる
謎解き要素は残念ながら、原文の英語でないと難しいかと(原文でも自分には無理 めっちゃ著者の本職が生かされている感じ)
一緒に謎を解くよりは流れを楽しむ作品
最近読んだ本
図書室の怪/マイケル・ドズワース・クック(山田順子 訳)
貴族階級の友人から蔵書目録の作成を依頼された主人公は彼のアビーを訪ねるが、そこで友人の亡妻が遺した恐ろしいスケッチを見せられる
図書室に現れる騎士の幽霊の正体、そして屋敷の過去を紐解く英国発の怪奇ミステリー
中編の表題作他、ホラー短編三話を収録
古典的な雰囲気なのでいつ頃に書かれた話なんだろう?と思ったらなんと近年だった
著者がポオなどミステリー作品の研究者らしく(学術書とか出してる)、テンポよく読める正統派の英国怪奇小説の趣
ホラー短編はいずれも読後にねっとり絡みつくような古き良き後味
#読書メモ
大雪の日の交差点の様子 撮った本人も何の写真か分からんかった
呪いのタグを踏んでしまった
#フォルダにある画像をなんでもいいから晒す見た人強制
お大事にと言うまでもなく既に大切にされてらっしゃる🤭mikanさん夏生まれっぽいですが春なんですね、おめでとうございます👏
です、入江さんは言葉の選び方もいいのです😊個人的には前作、乱と灰色の世界は目玉が溶けるほど泣いたのでこちらもおすすめ(布教2)
入江亜季さん、めっちゃいいですよ…!(布教)絵も美しいし、いま連載中の北北西に曇と往けはアイスランドが舞台で文化など非常に面白いです👍
今朝から読み始めた本が最初の一編からしてすでに好き、すごく好き
今度はチェコ🇨🇿
馴染みの薄い国の物語ではジョージア(栃ノ心の出身地、日本語が堪能な大使が有名、一昔前はグルジアと呼ばれた黒海を臨む国)の「僕とおばあさんとイリコとイラリオン」(ノダル・ドゥンバゼ/児島康弘 訳)もおすすめ、底抜けに陽気で愛に溢れていて大好き!
いまはアルバニアに興味があるのでイスマイル・カダレを読んでみたい、もちろん「ハザール事典」も読みたい
翻訳ありがたい…ありがたや…ナムナム
たまには馴染みの薄い国の話を読んでみたくなり手に取る
ユーゴスラビア近郊はどうしても、物心ついたときから紛争が続いていたことで殺伐とした印象しかなかった
読後の印象はセルビア人はすごく心が豊かな人たちなんじゃないかなと
最近は民族的なあれこれでcountryという括り方を是としない風潮が一部にあると聞いたけど(ほんとに?)、この本は間違いなくセルビアという国とその歴史があって生まれた宝物だと思うよ、すっごい好き
最近読んだ本
十六の夢の物語/ミロラド・パヴィッチ(三谷惠子 訳)
セルビアが生んだ幻想小説の名手が放つ、伝説と空想が綾なす短編集
著者は「ハザール事典」で有名だが、そちらは未読で全くの初見
訳者の三谷さんが特にお好きな作品を選った一冊だそう
静かに始まる語りは時空を超え、史実を織り交ぜながら思わぬ角度から展開、そして思わぬ角度から起点へと回帰していく
その様はエッシャーの騙し絵のごとく、「裏返した手袋」では特に驚かされた
夢想の中に沈み込んでいたら突然指をさされて息をのむ
そして時間の経過とともに、今はもう無いものに触れたような一抹の寂しさを感じる不思議な一冊
#読書メモ