リバーシブル・ビートのマキシシングルに併録されている計4トラックの「留守電コメント」はKORN(ブラザー・コーン)、椎名桔平、仲間由紀恵、古田新太、窪塚洋介、多田木亮佑(堤幸彦・友人)、IZAM、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、朝妻一郎、鴻上尚史、すず子(堤幸彦)、植田博樹、長坂信人といったゆかりのある面々がダメ出しコメントを送るという身もフタもない趣向。ザ・堤幸彦としかいいようがない珍盤たらしめている。
リバーシブル・ビートのマキシシングルに併録されている計4トラックの「留守電コメント」はKORN(ブラザー・コーン)、椎名桔平、仲間由紀恵、古田新太、窪塚洋介、多田木亮佑(堤幸彦・友人)、IZAM、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、朝妻一郎、鴻上尚史、すず子(堤幸彦)、植田博樹、長坂信人といったゆかりのある面々がダメ出しコメントを送るという身もフタもない趣向。ザ・堤幸彦としかいいようがない珍盤たらしめている。
紙幅の都合で少ししか触れなかったが、堤幸彦、見岳章(ex.一風堂)、犬山イヌコの3人による、知る人ぞ知る短期間音楽ユニット、リバーシブル・ビートは興味をひく存在である。
「金田一少年の事件簿」(初代ドラマ版)のタイトルテーマ「bicycle ride」が見岳・堤の共作曲だというのは案外知られていないように思うのだが、本ユニットはその発展形といえる。
2001年発表の唯一のCDは映画「溺れる魚」の挿入曲「BONZO」「モモンガ2001」と、「Jam Films」の堤幸彦監督作「HIJIKI」のEDテーマ「宅配天使」を収録。「BONZO」はZINGIのMC仁義&凱が参加したヘヴィ・ロック曲。
【お知らせ】
2月25日発売のミステリマガジン2026年4月号(表紙は山田章博氏)
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
特集「わたしの愛する名探偵」内に糸田屯連載コラム「ミステリ・ディスク道を往く」第42回が掲載されています。
今回は「金田一少年の事件簿」などの見岳章氏、「TRICꓘ」などの辻陽氏、二人のサントラワークスにクローズアップしています。
『せんせいのお時間』ラジオドラマCD3時間目から24時間目まで監督を務めた藤岡央(ふじおかひろし/Piropi)氏は元CUBEのクリエイターである。『デビル・クラッシュ/エイリアン・クラッシュ』『ブルーアルマナック』『ラングリッサー 光輝の末裔』などのゲーム音楽CDの共同ディレクターを務められたのも氏である。
vgmdb.net/artist/790
『せんせいのお時間』の頃は同CD制作元であるpurple hills recordに在籍。南央美や山本麻里安の楽曲制作やアルバムのプロデュースも手がけられていた。
1999年から2004年にかけて24枚にわたってリリースされた『せんせいのお時間』ラジオドラマ版CDが全てそろう。漫画あるいは小説作品でドラマCDが20枚出ているのは本作と『三千世界の鴉を殺し』(2023年に20枚目が出た)のほかにあるのだろうか。
最初期は脚本に原作者のももせたまみ氏、作詞家の木本慶子氏、ティータムカードやコズミックレイのスタッフが名を連ねていたが、スタジオオルフェ(第1巻・第2巻のボーナスエピソードなどは倉田英之氏の脚本)や、ぶらざあのっぽの面々がやがて多くのエピソードを手がけるようになる。最多担当者は白根秀樹氏。
【訂正】『Long Size』はNSF-715ではなく「NSC-715」です(以前も同様の間違いをしていた......)
これがハードオフの店内BGM(SC-1903)の7インチシングル。機を逃さず入手。
Nash Music Libraryが1998年に世に送りだしたマスターピース。9曲入りアルバム『Long Size』(NSF-715)に収録された同曲が四半世紀以上を経てシングルカットされ公式アナログリリース成る。B面は島村仁の店内アナウンス入りバージョン。
Nash Music Libraryについては当アカウントの1年くらい前のポストも参照いただけたら幸い。
2025年を通して大いに駆動力になったのが少し前のポストに挙げた12作のアルバムであり、3作のゲーム音楽サントラでした。『Clair Obscur: Expedition 33』でゲーム音楽家デビューしたロリアン・テスタール(Lorien Testard)は「継続は力なり」を地で行く形でとんでもないサウンドトラックを作ってしまった。すごい人が出てきたなと思う。
clairobscurexpedition33.bandcamp.com/album/clair-...
2024年11月に『海外ゲーム音楽ガイドブック』が刊行されてからさほど間を置かずに別冊ele-king『ゲーム音楽の最前線』の執筆参加や『渡辺信一郎のめくるめく世界』の制作協力などに取り組み、燃え尽きたとまではいかないにしてもガス欠に近いような感じになり、2025年下半期はほとんど充電状態だった。己の燃費の悪さをあらためて実感してしまうのだけど、書いたものに妥協は一切していないので、ご一読いただければ幸い。
リアルサウンド テックに寄稿した『パンツァードラグーン』の歴史・音楽的系譜について書いたコラムは数年以上かけて形にした一本です。
realsound.jp/tech/2025/03...
少々時間が経ってしまったのだけど、2025年の活動記録をまとめた。
camelletgo.blogspot.com/2026/01/work...
ゲーム音楽ディスクステーション「2025年ベストアルバム」
jp.ign.com/games/82148/...
私は下記3タイトルのサウンドトラックを紹介しています。
コラムを3本書く感じで臨みました。ご一読いただけましたら幸いです。
■ロリアン・テスタール(Lorien Testard)
『Clair Obscur: Expedition 33』
■Osamu Kubota(久保田修)
『パーリィナイトメア Parry Nightmare』
■舟沢虫雄
『ミスターエレベーター MR.ELEVATOR』
#gamemusic
#VGM
【お知らせ】
IGN JAPAN「ゲーム音楽ディスクステーション」第18回が公開されました。
jp.ign.com/games/82148/...
『ゲーム音楽ディスクガイド』執筆陣による2025年ベストアルバムセレクションです。
▼執筆者(掲載順)
hally/市村圭/糸田屯/スイソ/DJフクタケ/井上尚昭
#gamemusic
#VGM
【2025年ベストアルバム】(3/3)
■A.C.T.『Eternal Winter』
actworld.se
■Arti & Mestieri『D-Brane』
kingeshop.jp/shop/g/gKICP...
■石垣翔大『月の裏に花が降る』
shotaisgk.official.ec/p/00002
■Fadhil Indra『Progpaganda』
diskunion.net/progre/ct/de...
【2025年ベストアルバム】(2/3)
■八十八ヶ所巡礼『八+九』
music.apple.com/jp/album/%E5...
■日食なつこ『銀化』
nisshoku-natsuko.com/iridescence-...
■FAIRYLAND『The Story Remains』
www.frontiers.it/album/6046
■Cocojoey『STARS』
cocojoey.bandcamp.com/album/stars
【2025年ベストアルバム】(1/3)
■EVERON『Shells』
everonprog.bandcamp.com/album/shells
■Michel Polnareff『Un temps pour elles』
music.apple.com/jp/album/un-...
■BLOODYWOOD『Nu Delhi』
bloodywood.bandcamp.com/album/nu-delhi
■GHOST『Skeletá』
ghost.bandcamp.com/album/skelet
▼2025年個人的ベストアルバム12選
EVERON『Shells』
Michel Polnareff『Un temps pour elles』
BLOODYWOOD『Nu Delhi』
GHOST『Skeletá』
八十八ヶ所巡礼『八+九』
日食なつこ『銀化』
FAIRYLAND『The Story Remains』
Cocojoey『STARS』
A.C.T.『Eternal Winter』
Arti & Mestieri『D-Brane』
石垣翔大『月の裏に花が降る』
Fadhil Indra『Progpaganda』
FURRの興味深いトピック。唯一作『Furr』(1977)に収録されている「Wow Yeah」「Goin' Down The Road」の作曲に10㏄のグレアム・グールドマンが関与している(ジェフ・カッツ、ジェリー・カセネッツとの連名)。グレアムの公式サイト、Discographyの「1977」の項に記載がある。
www.grahamgouldman.info/discography
グレアムは60年代末から70年代初頭にかけてジェフとジェリーが主宰するSuper K Productionsの仕事もしていたので、その時期に制作された曲のストックがアルバムにあてがわれたのではないかと思われる。
KISSの二匹目のドジョウを目論んだキワモノ、FURR。メンバーはジェフ・ウッズ、ジョージ・ブルース、ロバート・シルヴェスター、ジョン・ガンナーとあるが、おそらく4人とも実在しない。1977年にMagna-Glideレーベルからアルバムを一枚出して消えた。
historysdumpster.blogspot.com/2015/09/furr...
数々のバブルガム・ポップを生み出したジェフ・カッツとジェリー・カセネッツがアルバムプロデュースでクレジットされている(J. Katz、J. Kasenetz)ので、スタジオプロジェクトだったのだろうと推測される。
Arti & Mestieriが並行宇宙をテーマに織り込んだ『Universi Paralleli』(2015)を聴いたときは、なんというマスターストローク、これを超えるものはもう出てこないのではと思ったのだけど
camelletgo.blogspot.com/2015/07/arti...
10年ぶりの新作『D-Brane』で再び驚嘆させられた。恐れ入谷の鬼子母神もとい鬼神フリオ・キリコ。地中海から宇宙の深遠に至る超次元的ヴィジョンを拡大し、歴代メンバー結集のもと前作越えと破格の集大成をやってのけてしまった。ボルヘスが示したアレフのごときアルバム。このうえなく老練で、このうえなく瑞々しい。
このジャケットの脈絡のなさで長年謎を感じていた「Wenchin」の素性を知った。
かつてOmnibusというニュージャージー出身のサイケバンドが活動していた(60年代後半結成、1970年にアルバムを残している)。解散後にヴォーカルのロバート・ヴェグジン(Robert Wegrzyn)がウェンチンという中華風の変名でBuddah Recordsから1975年に発表したソロアルバムである。
現在はOmnibusのオフィシャルアカウントで配信されている。ギタリスト ジェイ・ポルトの監修による2017年リマスター。
omnibusband.bandcamp.com/album/wenchin
PANTOKRAATOR『Tormidesööjad (Storm Eaters)』(2009)については、今から15年ほど前にブログに書いている。初っ端の「Metsavaht」「Linnamäng」でガシっとつかんでくる非常に濃い味な一作。
camelletgo.blogspot.com/2010/04/pant...
pantokraator.bandcamp.com/album/tormid...
個人的に偏愛するエストニアのプログ・ハードポップバンド PANTOKRAATOR(1983年結成)が16年ぶりにアルバム『Déjà vu』を出した。中心人物はキーボードのErik Sakkov。
pantokraator.bandcamp.com/album/d-j-vu
通算第3作だが、そもそも前作『Tormidesööjad (Storm Eaters)』が20年ぶりの復活作だったので気の長い話である。しかしそんな空白期間を感じさせない耳に残るヴォーカル(メンバーは前作から交代)とダイナミックな曲調が健在でうれしい。2026年、2027年にもアルバムを発表予定とのこと。
panto.ee
アルバムジャケット裏やインナー収録のイラストレーションも素晴らしいの一言。
『LUNA SEA Nine Moon Shore Stories』の数ヵ月後(1987年1月)に発売された『ホラー・ミュージック・ショー』(33CY-1369)も見逃せない東海林修ワークス。「サスペリア」「シャドー」「エルム街の悪夢」「エクソシスト」などのホラー映画テーマのシンセサイザーアレンジ集。アルバム冒頭と末尾を飾る「Barnard Loop」「Bizzar」は東海林氏のオリジナル曲。
もうひとつの見逃せないトピックとして、キャリア最初期の韮沢靖氏(同年にHOBBY JAPAN EXTRAでデビュー)が禍々しさと躍動感あふれる鮮烈なイラストレーションを描きおろしている。
名手・東海林修のカタログでも入手困難な逸品『LUNA SEA』(1986)。流通数ではおそらくLP盤以上に少なかったであろうCD盤(32C357940)とついに邂逅する。「9つの月の渚のお話」を副題に掲げるプログレッシヴなシンセポップアルバム。2023年にサブスク入りした。
music.apple.com/jp/song/luna...
カバーイラストレーションは天野喜孝。同じ頃に日本コロムビアのロマン・トリップシリーズで展開した『キマイラ・吼』(夢枕獏)のイメージアルバム三部作も東海林修&天野喜孝の座組である。天野氏はほどなくしてファイナルファンタジーのキャラクターデザインを手がける。
『マルチユースB.G.M.ライブラリー』第1巻[CD5枚組] 00CH430(TECD-78001~78005) 1990年2月
テイチクから90年代に発売された著作権処理済音楽CD『マルチユースB.G.M.ライブラリー』の5枚組BOX第1巻を格安で入手。
『オリジナルサウンドVOL.1』(TECD-78001)
『オリジナルサウンドVOL.2』(TECD-78002)
『クラシックVOL.1』(TECD-78003)
『クラシックVOL.2』(TECD-78004)
『クラシックVOL.3』(TECD-78005)
上記5枚を黒い箱に収める。品番00CH-430。各CDは税抜7600円ゆえ、BOXを当時新品で買うと税抜38000円。廃盤になって久しいが中古市場ではそこそこの相場で取引されている。dig欲をそそる物。
【お知らせ】
11月25日発売のミステリマガジン2026年1月号に糸田屯連載コラム「ミステリ・ディスク道を往く」第41回が掲載されています。
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
今回は「ラロ・シフリンよ永遠に」。ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編「アレフ」にちなんで自身が主宰する音楽レーベルを「Aleph Records」と名付けた話など、生涯にわたってジャンルを越える活動を展開したアルゼンチン出身の巨匠シフリンについて書いています。
『海外ゲーム音楽ガイドブック』 糸田屯+タナカハルカ[監修] 2024年11月15日
『海外ゲーム音楽ガイドブック』の刊行から1年経ちました。引き続きよろしくどうぞ。本書でも「まだ見ぬツワモノたち」を感じていただければ嬉しいです。
diskunion.net/dubooks/ct/d...
『200CDプログレッシヴ・ロック』 200CDプログレッシヴ・ロック編集委員会[編] 2001年12月15日 『ユーロ・プログレッシヴ・ロック』 片山伸[監修] 2004年7月1日
ディスクガイドの個人的な原体験を振り返ると、立風書房の『200CDプログレッシヴ・ロック』(2001)と、シンコー・ミュージックの『ユーロ・プログレッシヴ・ロック』(2004)がクリティカルヒットだった。前書は沼の深みに足を踏み入れるきっかけになり、後書でセレクトされているアーティスト/アルバムの「まだ見ぬツワモノたち」的なワクワク感にアテられた。
ご指摘の通りだと思います。三身合体ですね......w
ちなみにこのシリーズ(?)の第一弾のジャケットの方は白鳥なぎさと月野うさぎの模写融合体でした。