楓「風邪なんか滅多にひかないが枷葉や彗は定期的にダウンしていて俺には全然移らない。不思議だなと思って看病して終わる。体内のアルコール消毒が行き届いている効果かな?鵠もたまに風邪ひいてる、あいつは免疫がボロボロだし気を付けてほしい、死にかねん。」
楓「風邪なんか滅多にひかないが枷葉や彗は定期的にダウンしていて俺には全然移らない。不思議だなと思って看病して終わる。体内のアルコール消毒が行き届いている効果かな?鵠もたまに風邪ひいてる、あいつは免疫がボロボロだし気を付けてほしい、死にかねん。」
枷葉「藍と出張。汽車に乗ることが多くてぼんやり外を眺めたり本を読む時間が出来るのは嬉しいね。仕事じゃなかったらもっと嬉しい。藍も何か読んだり書いたり寝たりしている、お互い仮眠する時に夢占いをやり合う事があって結構楽しいんだよな。」
赤穂「君の好きに?じゃあ是非そうしてもらおうかな…今回は俺が君の願いを叶えるから、次回俺の願いを聞いてくれない?」
彗「…次は無いかもしれないのに?」
赤穂「あるよ、だって、多分今夜このまま、君は俺に”入れ込む”だろうからさ」
彗「自信家だな」 【蓝宝石・上】
藍「かまぼこが庭でたっぷり砂浴びして、泥まみれのまま兄の部屋に転がり込んで暴れた様です。寝ていた兄の悲鳴が聞こえてきて可哀想に…。」
楓「桔梗荘がやけにシンナーくさいと思ってたら鵠が外壁に落書きしたようだった。すごく大きな蝉の絵だったんだけど、怖かった。ラリッた時に見たら気絶しそうなほど迫力があった。」
枷葉「仕事で遠方に出向いた帰りに名所の丘に登って景色を見る。子供の頃来た時には視界はほぼ森だったのに、今はもう殆ど削られて山肌が見えている。この辺も住宅街になるようだ。見納めかも知れないと昔を懐かしんだ。」
楓「街で流れている歌やラジオから流れてくる音のピッチが狂っていると頭がおかしくなりそうなぐらい不快だ。何で直せないのかと思うけど大抵の人は気にならないそうだ。絶対音感なんてあるのも困り物だ。こんなものよりちゃんとした能力をくれ。」
鵠「俺もたまにびっくりするんだ。もう少し傷が少ない時とか、俺の体ってなんか、スルッとしてるよね?昔からペラペラなんだ。服脱ぐ時とか、なんかもうペロンって脱げるの。それで、鵠の趣味で花の香りのコロンなんか吹き付けてると、もう殆ど女なんだよ。」【月下香】
鵠「描いた絵が売れたらしくアトリエの人が金を渡すから来いと電報をくれたよ。こういう事もあるんだ。なんだかんだで一番嬉しいのはこういう事かもね。」
枷葉「よく行くパン屋でも買うものはいつも決まっていて、他を買うことは一切無い。けどたまには違うものにしようとあれこれ買って切り分けて皆で食べた。楓はクリームパンを食べるなりシュークリームみたいだよと言ってた。彗は桜とアーモンドの入ったパンを気に入ってた。」
楓「不穏で嫌な夢を見て苦しくなって目が覚めた。時折つらい夢を見るが目覚めると内容は覚えておらず、つらい感覚だけが後味として残っている。」
枷葉「え、ねえ、藍と会ってんの?」
楓「そうでもないよ」
枷葉「最後に会ったのいつ?」
楓「昨日」 【桃傷李仆】
枷葉「リンが誰かと話していたりどこかに出かけたり色々してても嫉妬という気持ちが湧いた事がない、危ない人間には関わって欲しくないけど彼女が俺以外の人間を選ぶ事があるとすれば事後にでもハッキリ言ってくると思う。「付き合うの飽きた」って。そう言われない様にしなきゃね。」
鵠「街中では赤穂と一緒に歩きたく無い。特に駅前なんか行った日には顔見知りが何人もそれを目撃して、後日いろんなことを言われる。しかも赤穂は能力を使って色んな姿を纏うから人それぞれに姿形の見え方が違うんだ。」
枷葉「藍は大学時代に教員免許を取ったそうだが、教員にはならなかった。そっちの方が給料良さそうなのになあと思ってたけど、彼女は就職を悩む中で子供が好きじゃないと我に返ったらしい……気付くの遅くない?」
話しかけられた時、赤穂は茶の間で新聞を広げ皮蛋と雲呑を混ぜた米麺を啜って昼餉をとっていた。金属の箸で目の前の鵠に一口雲呑を与え食わせると、冷たくにんまりした。 「鳥の雛に餌食わす時と似てる」 【闘魚】
赤穂「子供の頃雪に埋まって寝るのが好きだった。信じられないほど静かで、寒くて死後の世界のようだった。結核で死ぬと思っていたから眠ってそのまま目覚めなくてもいいと思っていた。」
赤穂「兵役時代に俺に要らぬ事をした人間の顔は全員よく覚えている。彼らは狂って病院に行ってしまったから、きっともう二度と会うこともない」
藍「仕事柄いろんな人の夢を観察します、パターン、モチーフ、暗示、長さ、深度、色々記録して学会に出すのです。私も枷葉さんも悪夢が専門ですが、吉夢課や淫夢課も存在しますよ。夢を見ないコツは深く眠る事だそう、おでこを冷やすと悪夢が逃げるって誰かが言ってました。お試しあれ。」
枷葉「鵠は殆ど服を持っていない、たまに見たこともないような良い仕立ての服を着ているが、どこで手に入れてる…?桔梗荘の箪笥は空で下着すら入って無いし、衣類は赤穂が管理していると思っていたが違うらしい。たまには新しい服でも買ったら良いのにね。」
鵠「藍ちゃんも楓も頭がおかしくなるぐらい辛い物が好きだ。僕にはとても無理。でも揚げたタガメに唐辛子と酢を付けて食べると美味いんだ。」
彗「悩み事相談するの枷葉が一番いいな、彼はちゃんと考えて答えてくれるからね。他の人は相槌を打つだけなんだよ、まるで私が内容の無い話をダラダラしてるかのように…。私だって考えて話してるよ、なのにさ。」
彗「藍が干し柿を作るっていうから手伝いで夜遅くまで色々やった、庭の端に干すんだってさ。夕飯を頂いて泊まっていく。眠れず縁側で月を見てたら赤穂が起きてきて早く寝ろと1杯酒を飲ませてくれた。少し飲んで、堪らないから静かに長くキスした。彼が笑って、それからよく眠れた。」
藍「枷葉さんが大きい案件に引っかかったのか、本部の工作室に三日間ぐらい御籠りしてて皆心配に。誰も部屋に入れてくれなかったんですが、恋人さんがいらして解決。彼女は伝播屋の能力者でした。あんな綺麗な人と恋仲だとは…すみに置けないですね。」
藍「枷葉さんの物腰の柔らかさは、彼の生い立ちからすると異常だと思いますね。だから怖いんです。」
彗「私の周りではあなただけ異常なの。1人だけ魔法使いみたいになってる」
赤穂「自由気ままに雷を落としたり豪雨を呼ぶ君の方が俺からすれば魔法使いだよ、お互い同じことを思ってるなら気が合うな。どうして?さぁ、能力に訊いてみるんだね」【蓝宝石・上】
赤穂「療養所時代にキリルが外国の小物を沢山見せてくれた。彼女は色んな珍しいものを持っていて皆に見せては説明して回り、文化の大学教授の様だった。外国製の注射器を療養所にもたらしたのも彼女だった。好きになった頃にくれた銀の写真立てを今も大切に使っている。」
鵠「枷葉の彼女に会った事ある。お姉さんぽい感じだったね、女性が東湟で花屋を開くなんて簡単な事じゃない、物凄く努力家だと思うよ。能力は伝播屋らしい、伝播屋は薬の売人をやると良い儲けになるんだ、彼女が失業したら僕が斡旋する。枷葉と意地でも別れさせて一緒に金持ちになってやる。」
赤穂「檳榔や阿片が好きだ、この体質でも3分ぐらいは効力を感じられるからね。一瞬で終わるから刺激の強い物じゃないと楽しくない。元の体質に戻ったらこんな真似はできなくなるのかな。」
枷葉「夢でも良いから、と願った事が夢で叶うと目覚めた時に心の底から落胆するよ。本当に虚しい気持ちになる。願いは現実で叶えなければならない、夢で叶うものなんてのはまやかしに過ぎない。夢境管理人は気を付けないと夢に依存していく。」