塩田武士さんの『踊りつかれて』と同じ賞でご一緒するのはなんと四回目。
塩田武士さんの『踊りつかれて』と同じ賞でご一緒するのはなんと四回目。
koukouseinaoki.com
『ブレイクショットの軌跡』が高校生直木賞の候補に選ばれました。ありがとうございます。元々中高生の皆様のところまで届いてほしい! と思っていた一作なのでとても嬉しいです。
第51回衆議院議員選挙、第27回最高裁判所判事国民審査投票証明書。そこに書いてある「イコットくん」
戦争と差別、憎悪のない世界を希求します。小説を書く場面でも、投票に行くときでも、路上に出るときも。
ある映画を観た機会に自作した叉焼飯(2回目は卵が欲しいと言ったので焼いた)
行きつけの美容院の予約をしなくてはなあと思っているうちみ満席になってしまい微妙な長さの髪で年を越すことが決まってしまった(年末は混むの当たり前なのに……)
読書メーター OF THE YEAR 2025-2026にて
『ブレイクショットの軌跡』が総合ランキング1位を頂きました。ありがとうございます。
#読書メーターオブザイヤー2025
bookmeter.com/specials/boo...
作品の山場は大体カオスな一方、引っ込み思案な人のメンタリティや、あるいは6年間引きこもっていた主人公の視線からスッと示される「普通」の世の中の変なところもまた妙にリアルな感触で描かれている。お世辞にもバランスがいいとは言えない自分が読むと「ううっ……」となることもしばしば。なのだけれど、作品はコミュニケーションがうまく取れなかったり得意不得意が偏っていたりする人を素材にギャグ漫画を描きつつ、それらを揶揄したり嘲笑したりするのではなく「愛すべきもの」として描いている。そこにすごく救いと温かさを感じる。
あらすじは「小6からの長期引きこもりを経て高認と大学受験を突破した主人公が、東京で一人暮らしをする」というものなのですが、出てくる登場人物が皆どこかしら強烈で、それでいて憎めず、それぞれ問題を抱えた人たちが善意を寄せ合い、しかし結果的にカオスとしか言いようのないシチュエーションに突入してゆく圧巻の作品であり、その凄さは2巻も健在でした。
2年以上前に偶然見つけてドはまりした奇天烈ヒューマン漫画『ノーマルガール』、1巻刊行後に休載してしまい続きが読めずにいましたが、さっき「そういえば今どうしてるんだろう」とふと思ってチェックしたところ、なんと本日発売でした。これも運命かも。
www.shueisha.co.jp/books/items/...
NHKドラマ『火星の女王』1話鑑賞。なんか原作小説と何もかも違っててなかなかびっくり。
内容に関して言えば作品の作りは完全にアート映画なのに、新作として公開された当時メディアとしてはOVA扱いであり、壮絶なまでに緻密な作画からなる本作を観客は「14型や21型のブラウン管テレビ」などの環境で観るしかなかった。それはもったいないの極致だけれど、上映時間を含めてこの内容を映画館で流すのは難しかっただろうし、そもそも当時作品として完成しなければこうして今リマスターを大スクリーンで観ることもできなかった。改めて、当時この作品が企画として最後まで走りきり、フィルムという成果物を残せたという奇跡に感謝したいと思った。
難解と言われる本作は、一度観て「なるぼどそうか」となる人はあまりいないだろうし確かに難解ではあるけれど、受胎告知のモチーフや「卵は割ってみなければ中に何が入っているか分からない」「あなたは誰」というセリフに代表される、「人間は何を留保し、何を手放すのか」というテーマに着目すればそれぞれの回答は見つかるのではないかと思うし、本作では前衛アートの世界として成立したそのテーマは『スカイ・クロラ』に持ち越され映画上の物語として結実したように思う。あと渋谷でやっている展覧会(撮影自由)がとてもよかった。
『天使のたまご』4Kリマスター版鑑賞。Blu-ray版でも残っていた画面上の微細なノイズや音のくもりが最新の技術と努力によって取り除かれた最高のバージョンでの鑑賞体験だった。
また重版も決まりました。3月の発売から8カ月以上経ってお買い求めいただいていることに感謝!
『ブレイクショットの軌跡』は、「週刊文春ミステリーベスト10 2025」第5位
「このミステリーがすごい!」第6位
「ミステリが読みたい」
第10位
にそれぞれランクインしました。ありがとうございます!
「初老」の意味を説明する広辞苑の画像。 ①老境に入りかけた年ごろ。 ②40歳の異称。
初老で候。
明治記念館の「富士の間」に並ぶごちそうの数々
アガサ・クリスティー賞、ハヤカワSFコンテストの贈賞式&早川書房設立80周年謝恩会に行ってまいりました。寒暖差からか途中で少し具合が悪くなってしまいご心配をおかけしましたが、帰ったら治りましたので大丈夫です。写真はあんまり食べられなかったごちそう。
『天使のたまご』4Kリマスター版のデジタルポスター
んで今や全席入れ替え制度になった映画館で次の上映はこれだった。
経済的成長の幻想としての「鉄」と「シシ神の首」をめぐる諸勢力入り乱れての闘争劇(唐傘連と石火矢衆、朝廷、エボシ御前、タタラ場、もののけたち、シシ神、地侍と浅野公方…)は、テレビの画面で見るよりも劇場で見たほうが理解しやすく、脚本上の面白さをより堪能できた。
『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版のデジタルポスター
『もののけ姫』4Kデジタルマスター版鑑賞。劇場公開当時、シアターで初めて鑑賞したあと、感動のあまり半券を握りしめたまま次の上映で二回目を鑑賞した日の小学生の頃の感動を思い出した(当時は座席入れ替えではなかったから可能だった)。映像も音響も見事。
塩田武士さんの『踊りつかれて』と『ブレイクショットの軌跡』の二作品は「同じ賞に三回ノミネートされる」という珍しい巡り合わせをたどりました。
お知らせその2
『ブレイクショットの軌跡』が
「第2回 あの本、読みました?大賞」
にノミネートされました。ありがとうございます。
www.bs-tvtokyo.co.jp/anohon/book-...
お知らせその1。
『ブレイクショットの軌跡』が
あなたが選ぶイチオシの1冊は?「読書メーター OF THE YEAR 2025-2026」
にノミネートされました。ありがとうございます。
media.bookmeter.com/2025/11/boty...
映画は全体にわたり「死の希求」が濃密に漂いながら、通常は「生への渇望」を示す食事描写で満ちていて(体感で大体上映時間の8割は登場人物が何かを食べているか飲んでいる)、それが原作小説の特徴でもある「死に向かうことを肯定しないが、死を求めることを否定もしない」という特質に合致していた。映画が終わったあとの世界で登場人物たちはどうなっていくのだろう、と思える映画だった。
映画『ミーツ・ザ・ワールド』鑑賞。原作の良さを存分に引き出したいい映画だった。歌舞伎町の路上で出会った27才のオタク女子と常に希死念慮を抱えるキャバ嬢との心の交流、それぞれに事情を抱えた歌舞伎町の人々の人間模様を描く。主人公のハマっている架空の焼肉擬人化ソシャゲ『ミート・イズ・マイン』とそのファン像がやたらと克明なのも面白かった。
なおその珍奇な記事でなぜか架空扱いされていた「ヴォルガの向こうに我らの土地なし」は実際あったフレーズで、原語では«За Волгой для нас земли нет»です。
ここ1週間で直面した最も奇妙なできごと:『同志少女よ、敵を撃て』の第4章「ヴォルガの向こうに我らの土地なし」がなせかWikipediaで記事になっているのを目撃した
(無事削除してもらえたようだけど検索すると名残が見える)
本作については韓国の政界疑獄についての情報が多いため事前にパンフレットで予習した方が分かりやすいです。あと「ニュース打破」の代表が戒厳令発令の前におこなっていた講演会で「『ソウルの春』を観ましたか?」「もうあのようなことを繰り返してはならないのです」と問いかけていた姿が大変よかった。
映画『非常戒厳前夜』のパンフレット
土曜日は映画『非常戒厳前夜』を鑑賞。ユンソンニョルの検察不当介入疑惑を報じた市民ニュースメディア「ニュース打破」と、「フェイクニュース」という言葉を濫用して政権及び捜査当局が実施した嫌がらせの国策捜査、にも拘らず報道によって追い詰められてゆく政権が「戒厳令布告」という超現実的思考に陥ってゆくさまを描く。
批判的報道に対して「公正中立」を要求して威嚇を試みる権力者なんてものがまともであるはずもなく、「メディアは当局の見解をそのまま伝えるものであってはいけません。きちんと検証していかなければならない。それは今からでもできます」というキム・ヨンジン監督の言葉とともに観られるべきと思えた作品
自作を絶賛したら文字通り自画自賛なので恥ずかしいけどコミカライズの場合良いところが全部鎌谷さんと速水さんのおかげなので遠慮なく絶賛できる。